アルツハイマー
私たちは、彼と共に様々な病気にかかりやすくなります。
病気はどなたにとってもやっかいなものですが、その中でも認知症は、最もかかりたくない病気の1つにあげられています。
認知症は、進行すると脳の機能が衰え、自我が失われ自分のことが自分で判断できなくなっていきます。
そうして介護が必要となり、まわりの人に負担をかけますので、このことを心配する方も多いのではないでしょうか。
認知症のいちばんの原因は加齢です。
高齢化が進み、認知症はこれから大変な勢いで増加すると推定されています。
とくに、認知症の代表的な疾患であるアルツハイマー病は、急増していくでしょう。
もはや誰にでも起きる可能性の高い病気なのです。
アルツハイマー病は、いまだに原因が不明で、根本的な治療法が見つかっていません。
それだけに、アルツハイマー病を抱える方々の「少しでもよいから症状を改善させたい」「進行を抑える方法を知りたい」という気持ちは大変強いものがあります。
家族にとっても同様でしょう。
患者さんが示す徘徊などの症状に対して、どのように対応したらよいかという疑問がたくさん寄せられています。
当サイトは、これらの疑問にできるだけ応えられるように、病気のメカニズムから進行を遅らせる方法、治療法、介護の方法までを、新たな情報としてまとめました。
アルツハイマー病の治療は、まだ謎が多いものの、この10年間でずいぶん進歩しています。
第1の進歩は薬物療法です。
2001年に塩酸ドネペジルという薬剤が発売されて以来、10年を経て新たに3種類の抗認知症薬が承認され、治療薬の選択範囲が広がりました。
第2に、介護保険制度による様々なサービスが増えたことで、介護が必要になった場合でも、患者さんを24時間見守る体制が少しずつ揃ってきているという点です。
デイサービスなどの施設で行われている脳の活性化を中心とした治療法は、薬物療法に勝るとも劣らないほどの効果をあげています。
私たちの脳は、好きなことや楽しいことをしているときに活発に働きます。
そして脳の働きは、表情に現れます。
これが脳への快刺激となります。
逆に1日中ボーッとしていると、使わない筋肉が衰えていくように、老化が進みます。
脳の機能低下を少しでも遅らせようと思うなら、楽しいと感じる状態でいることはとても重要なのです。
アルツハイマー病と診断された方とその家族には、できることがたくさんあります。
最近では、家族仲がよい家庭の方が、患者さんの問題行動が少ないということもわかってきています。
病気になっても、家族や周囲の方と助け合い、話し合い、笑いのある生活を送るよう心がけましょう。
